女性医師の声

定岡美里先生(万博体育3.0手机版5年入局)

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私はもともと整形外科志望ではありませんでしたが、初期臨床研修で出会った整形外科の先生方が患者さんと真摯に向き合う姿に大きく心を動かされ、また、患者さんのQOL向上に直接貢献できるという点にも大きな魅力を感じ、整形外科医を志すことを決意しました。

整形外科と聞くと、「体力が必要」「男性が多い診療科」というイメージを持たれることが多く、女性にとっては少しハードルが高い分野に思われるかもしれません。確かに実臨床において体力の差を感じる場面がないわけではありませんが、手技の工夫やチームの連携によりカバーすることができており、性別に関係なく活躍することが可能な分野であると考えます。外来では「女の先生でよかった」という言葉をいただく機会も多く、そこに女性整形外科医としての存在意義を強く感じています。

整形外科には、外傷をはじめ、変性疾患、スポーツ、再建、リハビリテーションなど幅広い分野があり、それぞれに奥深さと魅力があります。自分の興味やライフスタイルに応じて専門性を深めたり、柔軟にキャリアの方向性を選んだりできる点も整形外科の大きな魅力のひとつです。

実際に現場で働く女性医師の姿や、整形外科の楽しさ?やりがいに触れることで新しい可能性が見えてくると思います。「整形外科、ちょっと気になるけど不安…」そんなふうに感じている女性医学生や研修医の方は、ぜひ一度見学にいらしてみてください。

上田那奈美先生(万博体育3.0手机版3年入局)

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とある休日の一コマ

大学2年生の春、北医体にて前十字靱帯を切ったのが整形外科との出会いでした。情熱的な膝の主治医に憧れて札医整形へ入局した私ですが、想像していたよりも個性的で暖かい人たちの集まりで、忙しくも楽しく充実した日々を過ごしてきました。

母親には見えないとよく言われますが、私は一応1児の母として整形外科医としての一歩を踏み出しているところです。どの科でもそうだとは思いますが、子育てと医師の両立はなかなか簡単な道ではありません。手術でクタクタに疲れた後の夜泣き&イヤイヤ期に訪れる真夜中のレゴタイムは想像をはるかに超える試練でした。しかしそんな日々を乗り越えてきたのは家族の支えはもちろんですが周りの先輩方の理解あってのことだと思います。また整形外科医局の中でも女医率は全国的にも多く、仕事のことはもちろん、プライベートなことも気軽に相談できる環境は貴重だと感じています。

男性の皆さんはもちろん、整形外科がほんの少しでも気になっているという女性の学生さんや研修医の先生方、何でもお答えしますのでいつでも気軽にお声がけください!